日本の祭り文化事典
星野紘・芳賀日出男監修、社団法人全日本郷土芸能協会編集、東京書籍株式会社発行の『日本の祭り文化事典』(平成18年7月13日 第1刷発行)に収録されている放生祭の記事を紹介しておく。
小浜放生祭 おばまほうぜまつり
県指定
小浜市小浜男山(おばまおとこやま)・八幡(はちまん)神社
九月第三月曜日(敬老の日)直前の土・日曜日
小浜放生祭は、県の南西部、小浜市小浜男山に鎮座する八幡神社の例祭で、九月一四・一五日に行われてきたが、現在は九月第三月曜日(敬老の日)直前の土・日曜日に行われている。この両日、大太鼓(棒振(ぼうふり)大太鼓)・獅子(しし)(三匹獅子舞)・神楽(かぐら)(神楽太鼓)・山車(やま)・神輿(みこし)といった多彩な出し物が氏子(うじこ)範囲である小浜の旧市街地をめぐる。笛や太鼓の音があちこちから聞こえ、町は祭り一色に彩られる。出し物は、もともと江戸時代に城下町全体の祭礼として行われていた天王(てんのう)社(現広嶺(ひろみね)神社)の祇園(ぎおん)祭礼に出ていたものであるが、明治維新による氏子の区域割の改編などによって、八幡神社の例祭に出ることとなり現在に至っている。
棒振大太鼓は、大太鼓と鉦(かね)による大音響の囃子(はやし)に合わせて、二人または三人一組の棒振がアクロバティックな動きや素早い立ち回りによる迫力のある演技を披露する。三匹獅子舞は、老若二匹の雄獅子(おじし)と一匹の雌(め)獅子が、笛と歌に合わせて、腹に付けた太鼓を打ちながら舞う。神楽太鼓は、獅子頭(ししがしら)の載った太(だい)神楽風の屋台(やたい)に取り付けた大小の太鼓と笛による囃子を聞かせる。山車は舞台型の一台をのぞく八台はすべて二層屋根付き四輪の曳山(ひきやま)である。豪華な見送幕や塗り・金具・彫刻などで飾られているが、その最大の見どころ(聞きどころ)は、二十数曲にもおよぶバラエティーに富んだ美しい音色の囃子である。各出し物は、それぞれ独自に巡行コースを決め、二日間にわたり町中を練り動いて芸や囃子を披露するが、一四日の夜などには、同種の出し物が集結しての競演も行われる。
参考文献 福井県立若狭歴史民俗資料館編『おまつり おはやし おどり―若狭の祭礼・山車・風流―』(平10、同資料館)。 指定 平成一四・四・二三県指定。 保護 小浜放生祭祭礼委員会。 問い合せ先 若狭おばま観光協会。 交通 JR小浜線小浜駅下車。北陸自動車道敦賀(つるが)IC、舞鶴若狭自動車道小浜西IC、国道二七号線。
小浜放生祭 おばまほうぜまつり
県指定
小浜市小浜男山(おばまおとこやま)・八幡(はちまん)神社
九月第三月曜日(敬老の日)直前の土・日曜日
小浜放生祭は、県の南西部、小浜市小浜男山に鎮座する八幡神社の例祭で、九月一四・一五日に行われてきたが、現在は九月第三月曜日(敬老の日)直前の土・日曜日に行われている。この両日、大太鼓(棒振(ぼうふり)大太鼓)・獅子(しし)(三匹獅子舞)・神楽(かぐら)(神楽太鼓)・山車(やま)・神輿(みこし)といった多彩な出し物が氏子(うじこ)範囲である小浜の旧市街地をめぐる。笛や太鼓の音があちこちから聞こえ、町は祭り一色に彩られる。出し物は、もともと江戸時代に城下町全体の祭礼として行われていた天王(てんのう)社(現広嶺(ひろみね)神社)の祇園(ぎおん)祭礼に出ていたものであるが、明治維新による氏子の区域割の改編などによって、八幡神社の例祭に出ることとなり現在に至っている。
棒振大太鼓は、大太鼓と鉦(かね)による大音響の囃子(はやし)に合わせて、二人または三人一組の棒振がアクロバティックな動きや素早い立ち回りによる迫力のある演技を披露する。三匹獅子舞は、老若二匹の雄獅子(おじし)と一匹の雌(め)獅子が、笛と歌に合わせて、腹に付けた太鼓を打ちながら舞う。神楽太鼓は、獅子頭(ししがしら)の載った太(だい)神楽風の屋台(やたい)に取り付けた大小の太鼓と笛による囃子を聞かせる。山車は舞台型の一台をのぞく八台はすべて二層屋根付き四輪の曳山(ひきやま)である。豪華な見送幕や塗り・金具・彫刻などで飾られているが、その最大の見どころ(聞きどころ)は、二十数曲にもおよぶバラエティーに富んだ美しい音色の囃子である。各出し物は、それぞれ独自に巡行コースを決め、二日間にわたり町中を練り動いて芸や囃子を披露するが、一四日の夜などには、同種の出し物が集結しての競演も行われる。
参考文献 福井県立若狭歴史民俗資料館編『おまつり おはやし おどり―若狭の祭礼・山車・風流―』(平10、同資料館)。 指定 平成一四・四・二三県指定。 保護 小浜放生祭祭礼委員会。 問い合せ先 若狭おばま観光協会。 交通 JR小浜線小浜駅下車。北陸自動車道敦賀(つるが)IC、舞鶴若狭自動車道小浜西IC、国道二七号線。


